四十肩

2026年09月16日

四十肩(肩関節周囲炎)とは、40代以降に多くみられる肩の痛みや動かしにくさを伴う症状の総称です。肩の関節や周囲の組織に炎症が起こることで、腕を上げる、後ろに回す、服を着替えるといった動作が困難になることがあります。50代で発症することも多く、その場合は「五十肩」と呼ばれますが、基本的には同じような症状です。

四十肩の原因

四十肩の原因は完全には解明されていませんが、加齢に伴う肩関節周囲の組織の変化が大きく関係していると考えられています。

主な要因として、

  • 加齢による筋肉や腱の柔軟性低下
  • 肩関節周囲の炎症
  • 運動不足による肩の可動域低下
  • 猫背などの不良姿勢
  • 肩への繰り返しの負担

などが挙げられます。

放っておくとどうなる?

四十肩を放置すると、痛みだけでなく肩の動きがさらに制限されることがあります。

  • 腕が上がらなくなる
  • 髪を結ぶ、背中に手を回す動作が困難になる
  • 夜間痛により睡眠不足になる
  • 肩関節が硬くなり回復に時間がかかる
  • 日常生活に大きな支障が出る

症状が長期間続くケースもあるため、早めの対応が重要です。

ご自宅でできるセルフケア

肩を無理のない範囲で動かす

痛みが強くない範囲で肩をゆっくり動かし、関節の硬さを防ぎましょう。

温める

慢性的な肩のこわばりには入浴や温熱ケアで血流を促進することが効果的です。

肩甲骨のストレッチ

肩甲骨周囲の筋肉を動かすことで肩への負担軽減につながります。

姿勢を見直す

猫背や巻き肩を改善することで肩関節への負担を減らせます。

※炎症が強く熱感がある場合は、無理な運動を避けることが大切です。

当院での施術

当院では、肩の痛みの状態や可動域を確認し、症状の原因を丁寧に評価します。肩関節だけでなく、首や背中、肩甲骨、姿勢のバランスまで総合的にチェックし、一人ひとりに合わせた施術を行います。

施術では、手技療法による筋肉の緊張緩和や関節の動きの改善を行い、必要に応じて電気療法などを組み合わせながら痛みの軽減を目指します。また、ご自宅でできるストレッチや運動指導も行い、再発予防までサポートします。

症例紹介

50代女性。数か月前から右肩の痛みが続き、洗濯物を干す際や服を着替える際に強い痛みを感じて来院されました。肩の可動域を確認すると、腕を上げる動作と後ろに回す動作が大きく制限されていました。

施術では肩関節周囲の筋肉を緩めながら、肩甲骨や首周囲の動きを改善する施術を実施。あわせて自宅でのストレッチを継続していただきました。数回の施術後には肩の可動域が改善し、日常生活での痛みも徐々に軽減しました。

四十肩・五十肩

まとめ

四十肩は加齢や肩関節周囲の炎症によって起こる症状で、放置すると肩の動きが制限され、日常生活に大きな影響を与えることがあります。早めに適切な施術とセルフケアを行うことで、症状の改善や回復の促進が期待できます。肩の痛みや動かしにくさでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。