梨状筋症候群とは?
2026年07月15日
梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)とは、お尻の深い部分にある「梨状筋」という筋肉が硬くなったり炎症を起こしたりすることで、その近くを通る坐骨神経を圧迫し、痛みやしびれを引き起こす状態です。
特に、
- 長時間のデスクワーク
- 車の運転
- スポーツによる負担
- 骨盤のゆがみ
- 筋肉の使いすぎ
などがきっかけとなりやすく、お尻から太もも、ふくらはぎにかけて症状が出ることがあります。
「坐骨神経痛」と似た症状が現れるため、腰椎椎間板ヘルニアと間違われるケースも少なくありません。
原因
梨状筋症候群の主な原因には、以下のようなものがあります。
1. 長時間同じ姿勢
デスクワークや運転などで座る時間が長いと、梨状筋が圧迫され続けて硬くなります。
2. 骨盤のゆがみ・姿勢不良
猫背や足を組むクセなどにより骨盤バランスが崩れると、梨状筋へ負担が集中します。
3. スポーツや筋肉の使いすぎ
ランニング、ゴルフ、サッカーなど、股関節を繰り返し使うスポーツでも発症しやすくなります。
4. 筋力低下・柔軟性不足
お尻や体幹の筋力低下により、梨状筋が代償的に働きすぎることで硬くなる場合があります。
放っておくとどうなる?
初期は「お尻が重だるい」「座ると痛い」程度でも、放置すると症状が悪化することがあります。
起こりやすい悪化例
- 足へのしびれが強くなる
- 長時間歩けなくなる
- 座っているのがつらくなる
- 夜間痛が出る
- 腰痛まで併発する
- 慢性的な坐骨神経痛へ進行する
症状が長引くほど筋肉や神経の過敏状態が続き、改善に時間がかかる傾向があります。
「ただの疲れ」と我慢せず、早めのケアが大切です。
ご自宅でできるセルフケア
1. 梨状筋ストレッチ
仰向けになり、片足を反対側へ倒すようにしてお尻を伸ばします。
お尻の奥が気持ちよく伸びる程度で、20〜30秒キープしましょう。
2. 長時間座りっぱなしを避ける
30〜60分ごとに立ち上がり、軽く歩いたり体を動かしたりするだけでも負担軽減につながります。
3. お尻を温める
入浴や温熱ケアで血流を改善すると、筋肉の緊張が和らぎやすくなります。
4. 無理な運動を控える
痛みが強い時期に無理をすると悪化することがあります。特にランニングや急な筋トレは注意が必要です。
当院での施術
当院では、単に痛い部分をほぐすだけでなく、「なぜ梨状筋に負担がかかっているのか」を重視して施術を行います。
カウンセリング・検査
- 姿勢分析
- 骨盤バランス確認
- 股関節の可動域チェック
- 神経症状の確認
を行い、原因を丁寧に評価します。
主な施術内容
筋肉・筋膜へのアプローチ
硬くなった梨状筋や周囲の筋肉をやさしく緩め、神経への圧迫軽減を目指します。
骨盤・股関節調整
身体のバランスを整え、再発しにくい状態へ導きます。
姿勢・動作指導
日常生活での座り方や歩き方、セルフケア方法もお伝えします。
「その場だけ楽」ではなく、根本改善を目指した施術を行っています。

症例紹介
40代男性・デスクワーク
お悩み
- 座っていると右のお尻が痛い
- 足にしびれが出る
- 整形外科では「坐骨神経痛」と言われた
状態
長時間のデスクワークによる骨盤のゆがみと、梨状筋の強い緊張が確認されました。
施術内容
- 梨状筋周囲の筋膜調整
- 骨盤バランス調整
- 股関節ストレッチ
- 自宅ケア指導
結果
3回目の施術後には座っている時の痛みが軽減。
約2か月後には長時間のデスクワークでも症状がほとんど気にならない状態まで改善しました。
まとめ
梨状筋症候群は、お尻の筋肉が坐骨神経を圧迫することで起こる症状です。
初期は軽い違和感でも、
- 長時間座ると痛い
- お尻から足がしびれる
- 歩くと違和感がある
といった症状が続く場合は、早めの対策が重要です。
セルフケアで改善するケースもありますが、慢性化している場合は専門的な評価と施術が必要になることもあります。
つらいお尻や足の症状でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。




