腱板損傷とは?
2026年08月12日
腱板損傷(けんばんそんしょう)とは、肩関節を支えている「腱板(けんばん)」と呼ばれる筋肉や腱が傷ついたり、断裂したりする状態です。
腱板は、
- 腕を上げる
- 肩を回す
- 肩関節を安定させる
といった重要な役割を担っています。
特に、
- 腕を上げると肩が痛い
- 夜になると肩がズキズキする
- 洋服を着る動作がつらい
- 背中へ手が回らない
- 肩に力が入りにくい
といった症状がよくみられます。
40代以降に多くみられますが、スポーツや転倒などをきっかけに若い方でも起こることがあります。
原因
腱板損傷は、加齢による変化と肩への負担の蓄積が大きく関係しています。
1. 加齢による腱の変性
年齢とともに腱の柔軟性や血流が低下し、傷つきやすくなります。
2. 肩の使いすぎ
- 野球
- テニス
- 水泳
- 重い物を持つ作業
など、肩を繰り返し使う動作によって負担が蓄積します。
3. 転倒・外傷
転んで手をついた時や、肩を強くぶつけた際に損傷するケースもあります。
4. 姿勢不良
猫背や巻き肩によって肩関節の動きが悪くなり、腱板へ負担が集中することがあります。
放っておくとどうなる?
軽度の痛みでも、放置することで症状が進行する場合があります。
起こりやすい悪化例
- 腕が上がらなくなる
- 夜間痛が強くなる
- 着替えや洗髪が困難になる
- 肩の筋力低下
- 肩関節の拘縮(四十肩・五十肩のような状態)
- 腱板断裂の拡大
慢性化すると改善に時間がかかるため、早めの対応が大切です。
ご自宅でできるセルフケア
1. 無理に動かしすぎない
痛みが強い時は、無理に肩を動かすと炎症が悪化することがあります。
2. 痛みが強い時は冷やす
炎症がある場合は、10〜15分程度アイシングを行いましょう。
3. 肩甲骨を軽く動かす
肩だけでなく肩甲骨の動きを改善することで、肩への負担軽減につながります。
4. 姿勢改善
猫背や巻き肩を意識して改善することで、肩関節へのストレス軽減が期待できます。
当院での施術
当院では、肩だけでなく姿勢や身体全体の動きまで確認しながら施術を行います。
カウンセリング・検査
- 肩の可動域検査
- 姿勢分析
- 肩甲骨の動き確認
- 筋力バランス評価
- 日常動作チェック
などを丁寧に行い、原因を見極めます。
主な施術内容
肩・肩甲骨周囲の筋肉調整
過度に緊張した筋肉や筋膜を緩め、肩関節への負担軽減を目指します。
肩甲骨・姿勢調整
肩がスムーズに動く状態へ整え、再発予防につなげます。
運動療法・セルフケア指導
症状に合わせたストレッチやトレーニングを行い、肩の安定性向上を目指します。
「その場だけの改善」ではなく、日常生活で使いやすい肩づくりを重視しています。

症例紹介
60代男性・趣味でゴルフ
お悩み
- 腕を上げると肩が痛い
- 夜中にズキズキする
- ゴルフ後に悪化する
状態
肩甲骨の動き低下と巻き肩姿勢が強く、肩関節へ過度な負担がかかっていました。
施術内容
- 肩周囲の筋膜調整
- 肩甲骨可動域改善
- 姿勢調整
- 自宅ストレッチ・運動指導
結果
3回目の施術後には夜間痛が軽減。
約2か月後にはゴルフスイング時の痛みも改善し、快適にプレーできるようになりました。
まとめ
腱板損傷は、肩を支える腱板が傷つくことで起こる肩の痛みです。
特に、
- 腕を上げると痛い
- 夜間に肩が痛む
- 肩に力が入りにくい
といった症状がある場合は、早めのケアが重要です。
放置すると肩の動きが悪化し、日常生活にも大きな支障をきたすことがあります。
適切な施術とセルフケアによって、症状改善や再発予防が期待できます。
肩の痛みや動かしにくさでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。






