ランナー膝
- 走ると膝の外側に痛みがある
- 引っかかる感覚がある
- 膝の内側や外側に限局した圧痛がある
- 痛くて力が入らない
- アスファルトなど地面が硬いところでよく走る
ランナー膝とはランニングによる膝周りのスポーツ傷害の総称です。
細かく分けると「腸脛靭帯炎」や「鵞足炎」などが挙げられます。
特に日本人はO脚(がに股)が多く、脚の外側にある腸脛靭帯に負担がかかりやすくなるため腸脛靭帯炎になる割合が高いです。
特徴としてはランニングなどの運動時には痛みが出るが日常生活においてはそこまでの痛みが出ないことが多いことです。
そのため軽視しがちになってしまう人が多く結果的に悪化してしまい歩くだけでも痛みが強くなってしまい改善までにが長期になってしまうケースもあります。
なぜランナー膝になってしまうのか
原因としてはいくつかありますが、スポーツ前後のストレッチ不足などで筋肉が硬くなり柔軟性が低下している状態でランニングなどを行うことによって、筋肉が骨に付着する部分に炎症が生じてしまう。
過剰な運動を行うことによってもオーバーユースとなり痛みが発生してしまいます。
さらに骨盤周りが歪んでしまっている場合でも発生しやすくなります。
膝の運動に関わる筋肉は骨盤から膝周辺にかけてくっつく筋肉も多くより大きい力を発揮するため付着している骨盤が歪むことで重心位置までずれ筋肉の負荷がかかりやすい状態で運動を繰り返ししてまうというのも発生原因であり再発する要因にもなります。
ランナー膝に対しての施術の流れ
加古川坂口鍼灸整骨院ではランナー膝に対しては痛みを取り除くだけでなく再発しないような身体作りまで行っていきます。
行う施術としてはMPF療法と言う特殊な手技を用いて骨盤や姿勢を整えていきます。
このMPF療法はバキバキ鳴らして整えるのではなく浅層部と深層部の筋肉を緩めていくことで筋肉が固まり付着する骨を引っ張り歪んでいる状態を改善していくというものです。
そのため筋肉の硬さと姿勢骨盤の両方にアプローチが出来るため、痛みを取り除きながら再発の防止も見込めます。
また症状が強く出ているような状態の場合には、痛みの除去に特化したハイボルト療法という特殊な電気治療もしくは鍼やお灸を用いた鍼灸治療などを行い強い痛みを軽減させたのちに上記のMPF療法で運動を再開しても再発しないような身体を作っていきます。
執筆者 柔道整復師 木村優与