成長痛

- 寝ているときに足が痛む
- 走るときに膝が痛い
- レントゲンを撮っても異常なし
- 患部を温めると痛みが減る
- 最近急に身長が伸びてきた

成長痛はスポーツ障害とは別のものです!
成長期に起こる似たような症状として『オスグット』や『ランナーズニー(ランナー膝)』と呼ばれる症状がありますが、これらは痛みの場所が限定されていたり明確な原因がある為また別の症状になります。
成長痛とは・・・
成長痛とは骨の急成長に対して、筋肉の成長が間に合っておらず付着している骨の骨膜を引っ張ってしまうことでおこる痛みのことです。
痛みの出てくるときは不定期で4歳から12歳までに多いとされており、腫れていない場合やレントゲンに異常がない場合に成長痛を疑います。
また、自律神経の乱れやストレスなどが原因で痛みが出てきてしまうこともあります。
成長痛の施術
成長痛に対しての施術は基本的にはありません。
痛みを一時的に取り除いたりすることは可能ですが、成長に伴うもののため完全に取り除くことは難しいです。
では、そのままにしておいたらいいのか・・・
痛みをそのままにしておくことは、基本的にはよくありません!
痛みが出ないように動きを減らしたり、痛みの出ないような姿勢をとることで痛みを抑えようとします。
動きが減る分に関しては、筋力が落ちてきたりなどの問題がありますがまだまだ成長期なので問題なく発達しますが
痛みを避けるために変な姿勢をとっているとそのまま骨も成長してしまったりすることがある為、成長期が終わったときに姿勢が歪んでしまうことに繋がります。

姿勢が悪いと・・・
姿勢が悪いことで肩こりや腰痛なども出てきやすくなってしまったり、背中が丸く(猫背の状態に)なっていると呼吸量が変わってしまいます。普通に深呼吸した後に背中を丸めて深呼吸してみるとわかりやすいかもしれません。
この呼吸量が変わってしまうことによって酸素が多く取り込めないことから『集中力』が下がってしまったりするため、当接骨院では、痛みを抑えることと姿勢が悪くならないためにMPF療法という施術をさせていただきます。
成長痛でしょ とそのままにしないでください。
人により痛みのレベルは違いますが、その痛みの結果将来の姿勢にかかわってしまいます。
執筆者 柔道整復師 吉川卓良