腰椎すべり症
- 足に痺れがある
- 腰よりも足の痛みが強い
- 立ったり座ったりするとお尻が痛い
- 歩いていると痛みが悪化しる
- 少し休息するとまた歩けるようになる
腰椎すべり症とは
腰の骨は、椎体という骨と椎弓という骨の部分でできています。背骨は、骨が積み木のように連なってできています。さらに背骨の中には、脊柱管といって神経の入っている管があります。通常、腰椎は背骨がバランス良く連なっていています。腰椎すべり症は、何らかの原因によって背骨がずれてしまいバランスが悪くなり、結果さまざまな症状をきたす病気です。
以下は腰椎すべり症の患者さんのCT側面像です。第4腰椎(L4)が第5腰椎(L5)に対して前方に滑っています。
腰椎すべり症状
症状としては、まず腰痛と下肢の痛みがあります。背骨の神経の圧迫が強い場合は、間欠性跛行(かんけつせいはこう)といって、長距離を歩くと、おしりとふともも、ふくらはぎなどに痛みや痺れが出てきて歩きにくくなる症状が出る場合もあります。しびれが強くなったり、足に力が入りにくくなった場合は早めに専門医を受診することをお勧めします。
加古川坂口鍼灸整骨院での治療法
腰椎すべり症になる原因は、腰への負担が原因になるのですが
基本的に腰に負担がかかるのは腰を反ってしまうことが
原因に挙げられます。
そしてなぜ腰を反ってしまうのかというと骨盤が前傾(前に傾く)することが原因です。
骨盤が前傾すると、その上にある腰椎は姿勢を支えるために反り返り腰が反った状態になるのです。
なので、腰の筋肉を緩めるだけでは骨盤の前傾は戻らないため
当院では骨盤を支えているインナーマッスルにアプローチしていきます。
どんなアプローチをするかというと
インナーマッスルの強化を行なっていきます。
そうすることにより、骨盤の前傾が改善され
腰の反りがなくなるため
分離症がひどくなる可能性がなくなり、パフォーマンスの向上にもつながります。
執筆者 柔道整復師 木村優与